「市場単価方式」とは、図1に示すように材料費、労務費、下請経費等を含む単位工事量当りの市場での取引価格を把握して、その単価を直接、積算価格の算出に利用する方式です。

したがって、工種ごとの取引価格を把握するためには、次のような価格形成要因について明示したうえで、実際に元請、下請間で取引のあった価格を調査します。「市場単価方式」は前述のように「予決令」の基本理念に沿った方式といえます。